「麗しのスイーツ」のデザイン

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「麗しのスイーツ」表紙知り合いのH君から、H君がデザインを手掛けた本が発売されたとご案内葉書をいただいたので、早速購入しました。「麗しのスイーツ」(出版社 ぴあ 780円)です。

紙面のデザインは、贔屓目無しに、とても良くできていると思いました。美しさはもちろんのこと、なんといっても、文字が読みやすい。目があまりよくない私は、最近の情報誌などは、字が小さすぎたり、背景と重なり方、色の選び方で、読みづらく、小さく掲載されているお店の地図などは、虫眼鏡なしでは見えません。その点、この本は、字が、非常に読みやすい色・字間で、一番小さな文字の詳細情報もよく読めます。

また、自分が手に入れたい情報がどこにあるか、分かりやすいです。これが分かりにくい雑誌やWeb Siteのデザインは見ていてストレスを感じますよね。

全体の色彩も品が良く、華やかだけど、主役のスイーツより目立ちすぎない。白い部分の面積が紙面全体の中でバランスがよく、すっきりとした印象です。フォントも細身のものが多く使われていて、恐らくターゲットであろう女性の、可憐なイメージ(実際の女性はどうかわからないですけど(笑))が出ていると思います。

ごちゃごちゃ派手に何かするのがデザインと思っている人には、物足りないデザインと感じるかもしれませんが、シンプルさを保ちつつ、多くの情報を分かりやすく美しく盛り込むのは、すごく労力がかかることだと思いますし、デザイン力が要求されるのではないかと思います。・・・とここまで書いて、建築にしろ、何にしろ、自分がいいと思うデザインは、共通しているのだな、と思いました。

H君のこれからのお仕事、楽しみです。

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コメント(3)

僕もサークルにいたころ新入生向けの学内情報誌を作っていました。
情報誌と言っても、周辺の企業にスポンサーになってもらい取材など行って、Illustratorで紙面を作って印刷業者に頼む、とそれなりに本格的なものを作っていましたよ。
スポンサーにはN○Tとかもいて、企業に挨拶しに行く時は緊張しましたね(笑)

一番感じたのが「余白の使い方」でしょうかね。
情報を詰めすぎても見難いだけだし、かといって情報量が少なくては情報誌にならない。
そんな辛い製作時期のことを今回のleafさんの記事を読んでいて思い出しました。

wazaoさん、本格的なものつくってたんですね~。辛かったんだ、やっぱり。大変でしょうね。私も年賀状や案内状、Web Site等、プロに負けないつもりでデザインしてみるのですけど、やっぱりできた物は、プロとは違う。それなりに苦労して作るのけど、プロの苦労は、いかばかりか、と思います。
ところで、キヌガサの新しい写真、リクルートバージョンはりりしいですね!

合計1万部発行していた情報誌ですから、結構苦労しましたよ。
渉外活動を含めあの経験はとても貴重なものになっていますが、
一度経験すれば十分ですね(w

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