おおよそどの辺りに暮らすか範囲を絞ったら、いよいよ中古マンション選びです。リノベーションするつもりの私達は、室内のぱっと見た目の綺麗さには全くこだわりません。前の住人さんが仲介屋さんにアピールしているような、いつ改装して、ナショナルの食洗機をいれてます、なんて事は選択優先順位にはほとんど影響しません。
住戸内で第一に気にするのはＰＳ（パイプスペース）及び水廻りの位置です。他の部屋はなんとでもなりますが、集合住宅の場合、キッチンの位置を少々動かすくらいは別として、水廻りの位置はトラブルをさけるために動かさないほうが無難です。それと同様にレンジフードから外部へ必ず排気ダクトが通るので、その排気ダクトの位置と方向を確認します。それからエアコンの室外機置き場。エアコン置き場と室外機置き場とは冷媒管やドレン管がつながっています。それらをうまく処理して部屋の配置を決めることが、すっきりとしたプランを作るうえで重要になるのです。
中古マンションで問題になるのは、設備の古さでしょう。電話やインターネット、インターフォンＴＶなどの弱電は特に時代とともに変っていくので、その辺りが変更しやすいかどうか、あるいは我慢できる程度かどうか、というのも選ぶポイントです。給排水・給湯と換気システムについても、自分達が望むレベルか、あるいは変更可能か、チェックします。
住戸の外の、共用部分は自分達ではなんともできないので、手入れの具合、エントランスの雰囲気などが気に入るか、などは住戸内同様に優先順位に反映させたほうがいいと思います。
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