いかなご

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いろいろエントリーにしたい事があるのですが、どれも労力がかかりそうで、全然書けていません。皆さんの更新度には驚きです。そこで書きやすい身近な出来事を一つ。最近の生活で、ああ、兵庫県に引っ越してきたのだなとあらためて思った事があります。それは、いかなご。

神戸やその周辺域で、この季節、いかなごの釘煮をつくる習慣は、全国的に知られていることかどうか分かりませんか、大阪にいたときから、親戚にいただいたりして知識としては知っていました。こちらへきて、スーパーや、生協に売っているもので、そんなに大阪との違いは感じないのですが、先日から、生協に大々的に、いかなごの釘煮を入れるためのケースが大量に置かれているのに驚きました。行楽用の使い捨てお弁当箱のようなものですが、入れ物のコーナーができるほど、皆さん大量につくるのですね。

昨日は、お昼前に阪神西宮を通ったので、バスの時間待ちに阪神百貨店の食料品売り場に行くと、あるコーナーに、おっちゃん、おばちゃんの長蛇の列。警備員までいます。何かと思うと、いかなごが入荷しているらしく、係員が「今日は、整理券を持っている人だけです!」と一生懸命叫んでいました。そんな整理券がどこで貰えるのか不思議ですが、凄まじい熱気に私はタジタジ。いかなごの釘煮はこんなに大事な習慣だったのですね。

余談ですが、昼間の食料品売り場ってめったに行かないのですが、主婦・主夫であふれる、一種独特の雰囲気がありますね。赤ちゃんを胸に抱いたり背負ったりしながら一生懸命食品を選び、列に並び、大きな荷物を抱えて帰る人々をみると、サラリーマンやサラリーウーマンとは違った、戦いの場なんだなあと思いました。

ドンクなどのパン屋で、腰の曲がったおばあさんや、何かにつかまってしか歩けないおばあさんが、女の子が大好きな、甘い菓子パンやケーキのようなお菓子を買っていく姿が多く見られてかわいかったです。大阪ではあまり見なかったように思うのですけど、こちらはパンが古くから受け入れられている地域だからかもしれません。

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