雑誌の取材

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以前のエントリから一ヶ月が経ちました。エントリしたいことは色々とあるのですが、忙しいのと、あと、皆が時々考えるでしょうけど、ブログの内容やスタイルなど、ふとこれでいいのかなぁ、と考えてしまうと書けなくなったりしますよね。プライベートなブログだし、そんなに深く考える必要もないのでしょうけど・・・。

お盆休みは父の故郷の小さな島に行ってきまして、すっかりリフレッシュ。戻った次の日、なかなか現実に戻れなくてぼーっとしていると、1本の電話がかかってきました。なんでも雑誌の取材で、私と、某フリーアナウンサーの対談を載せたい、とのこと。ピントの合わない頭で???でしたが、結局は、こちらからお金を支払うことになるのだろう、と思って聞いていると、やはりそういうことでした。

ま、でも記念になるし、ということで、お受けしたのですが、取材日は電話の次の日。緊張する暇もなく、その時間になりました。元々は、女性の建築家の話が聞きたいとか、そういう事だったようですが、夫も別の設計事務所をしていることが分かると、両方のインタビューになりました。

仕事に対する思いや夢を話してほしい、との事でした。小一時間でどこまで伝えられたかは分かりません。終わって記者の人と話しをしていて分かったのですが、どうも、「女性の視点で・・・」とかそういうストーリーにしたいようです。アナウンサーのインタビュー中も「お二人で仕事していたら、どうですか、仕事と主婦業と両立は大変でしょう?」と聞かれました。まあ、実質は、私が大体の家事をしているのですし、波風を立てることもないのでそうですね、と言っておきましたが、両方同じように仕事をして、家事をしているのは奥さんと、決めてかかっているのが、日本らしい、というか、そういうストーリーにして、頑張っている女性建築家、みたいな記事にしたいんだろうなあ、と思いました。アメリカだと、例えば旦那さんに「家事は手伝うのですか」と聞くと、「手伝うものではなく、分かち合うものだ」と答えが返ってきたと、聞いたことがあります。「手伝うのですか」と聞く時点で、家事は奥さんがするもの、と決めているのですね。夫婦のスタイルはそれぞれだから、こういう話をするのも結構微妙ですね。

私は、今時、「女性の建築家」という事を、殊更に取り上げるような時代でもないし、女性らしい設計とかそういうのは好きではない、というか、あまり設計に女性男性関係ないと思ってます。ただ、お施主さんのほうが、女性の方が話しやすい、とかいうのはあるようですが。設計は女性男性の違いより、個人的な個性の違いも大きいと思うのですけどね。例えば、実際に家事をよくする男性の方が、ほとんど家事をしない女性より、キッチンやユーティリティスペースのきめ細やかな設計ができると思います。要は、設計者が、家事に関わらず、生活やその他全般、戸の開け閉めから休んでテレビを見ているときにでも、様々なことにどれだけ気が付くか、どれだけ気をつけて日々生活を送っているか、だと思います。何事にも気のつかない人は、男女に関わらず、設計にもあまり、気がつかないのだと思いますし(え?私の事?)。。。

どんな記事になるのでしょう。日焼けして真っ黒な写真が載るのがいやだな。。インタビュアーのアナウンサーは、気さくな方でした。こういう小さな企業を回って素人を相手に、興味の有無にかかわらずインタビューをするって、大変な仕事ですね。

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コメント(4)

島、いいねえ。
そして取材。おめでとー^^ かな?
女性が!と取り上げるのはいまだに続く現状やね。
どんな仕上がりになるのか楽しみやん。見せてね!
私のところにも誰か取材にきてくれないかしらん♪
歓迎よー^^!

harmonyさん、こんにちは!
島、良かったですよ~。なんだか、別世界です。いわゆるリゾートの島ではなくて、過疎の漁村なんですけど、そこが好きなんです。親戚もたくさんいるし。
取材は、うーん。。。お見せできるような物かどうか分かりませんが、またご報告しますね。一人で起業した人とか、面白そうなことしている人を探しているようなので、きっとharmonyさんのところにも、そのうち・・・、

こんにちは。遅コメントですみません。

なんかこの手の「がんばってる女性を応援したい」的スタンスって、うさんくさいのが多いように思います(かならずしも今回の取材の件を指しているのではないです)。表面上は、「もっと女性の地位向上?(時代錯誤な表現でスミマセン)を!」とかいいながら、中身は相変わらずの家事や育児は女性がするもの、という概念から抜けきってない。
foliageさんが言うように、男だ女だと言ってる場合じゃないと思います。そういう意味からすれば、がんばってる女性を応援というスタート地点からして既にずれてますよね。

それはそれとして、取材された自分がどう取り上げられるかというのは楽しみなもの。僕も拝見してみたいです(^^)

ishさん、お久しぶりです。こんなつぶやきも読んでいただいて恐縮です。「うさんくさい」感じ、分かります。多分、こういうのは、この先もずっとあるのでしょうけど、ishのような見方をされる男性も、私が就職した直後に比べて、増えてきているように思いますし、ちょっと話はずれますが、最近のTV見てたら、洗濯洗剤や台所洗剤を男性タレントがCMをやっていて、世の中も変って来てるなあ、と思います。
記事は・・・お見せできそうでしたら、こっそりお教えします。。お恥ずかしいですが。

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